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  • コラム

英国ツイード談義 その1

羊毛で紡いだ太糸を平織りや綾織りしてつくるツイード。
その生産地は英国内にいくつも点在しており、
アウター・ヘブリディーズ諸島で織られたざっくりとしたハリス・ツイード、
スコットランド本島で織られた色調深いスコティッシュ・ツイード、
チェビオット丘陵で織られた光沢感あるチェビオット・ツイードなど、
色柄や質感にそれぞれの地域性があらわれるのが魅力です。
the Mostでは約30種類のツイードを取り扱っており、
そのすべてをJames Purdey & Sonsから仕入れています。
同社のツイードはすべて1868年にスコットランドで
創業した老舗ミルLovat Millで織られたもの。
2,000mという大ロットで仕入れることにより、
ジャケット65,000円(税別)からという特別な価格でお仕立てできます。

【エトリック・スポーティング・ツイード】
ヘリンボーンのアトキン(写真左)とウィンドウ・ペインのローレンス(写真右)。
ローレンスは縦14cm・横11cmというかなり大柄なチェックで、
ジャケットにすると小柄な日本人ではもたつきがでてしまうため、
ラグランコートにするのがおすすめです。どちらもウェイト640g/m2
テフロンコーティング。保温性にも防水性にもすぐれ、
寒さが厳しくべた雪が降る北陸の冬にまたとないツイードといえます。
[JACKET]アトキン¥70,000(税別)、ローレンス¥73,000(税別)
[COAT]¥115,000(税別)

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【ホームスパン・ツイード】
茶のセフトン(写真上)と緑のシーリー(写真下)。
どちらもウェイト380g/m2と軽めながら糸の縒りは強めなので、
さらりとした着心地のなかにパリッとした構築感を楽しんでいただけます。
肘や膝も抜けづらく、3ピースにおすすめです。
[3PIECES]¥105,000(税別)

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【ランバート】
ハンティングウェアにつかうスポーティング・ツイードの決定版。
チェビオット・ツイードらしく、つるりとした梳毛感がありながら、
かっちりとした堅牢感があり、1年目は固さが残るものの、
3年後には馴染みがでてくる、着こむほどに成長するツイードです。
James Purdey & Sonsのハウスチェックであることもファンの心をくすぐります。
[JACKET]¥73,000(税別)

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【オスプレイ】
Ralph Laurenでも取り扱いのあるメジャーなツイードシリーズ。
人気の秘密は柔らかな着心地とこなれた雰囲気をともに得られるところ。
ウェイト495g/m2と軽めながら糸の縒りは強めで、
シニアの方が纏うとなんともいえず深みのある佇まいを描きだします。
[JACKET]¥65,000(税別)

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【カークトン】
オスプレイと同様、Lovat Millにおいてもっともメジャーなツイードシリーズ。
英国でツイードを取り扱うすべての店にあるといっても
過言ではないほど多くのファンに支持されています。
ウェイトは500g/m2とスコティッシュ・ツイードの王道で、
がっちりとした強さがあり、スーツにもぴったりです。
[JACKET]¥65,000(税別)~
[3PIECES]¥105,000(税別)~

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