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クールビズについて考える。

クールビズという言葉が出始めて10年以上が経ちました。日本独自のこの流れ自体は、ここまで続くともう無くなることはないでしょう。
ビジネスマンの快適性を促す、という意味では決して悪いことではないのですが、“ノータイ”、“半袖シャツ”などのキーワードが一人歩きし、涼しければ何でもあり? とさえ思えるようなスタイルが街に溢れていることには違和感を感じます。ウールのスーツ(特にストライプなどの柄物)は、ネクタイを締めることで完成する洋服。それをノータイ、ノージャケットで着ることがあたりまえになるという風潮は、洋服屋としてはあまり喜べるものではないのです。
職場によってクールビズに対する許容範囲も様々であることも理解していますが、ノータイで砕けるのであれば、涼しいメッシュのジャケットを組み合わせたジャケット&トラウザーズのスタイルに、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。
接する相手やTPOに合わせるという概念は日本人の美徳であり、やはりジャケットは日本のビジネスシーンにおいて不可欠なアイテムです。
本当に涼しいものを一着用意することで、夏の着こなしへの考え方も変わってくるはず。猛暑日には脱ぎ、手に持っているだけでも良いのです。
今回は、おすすめのメッシュのジャケット、そしてそれに合うシャツ、トラウザーズを含めたthe Most的クールビズスタイルを提案させて頂きます。

JACKET
①TAYLOR&LODGE スーパー100ウール&キッドモヘア ネイビー
子山羊の毛を使った繊細な素材。シャリっとした肌触りが、心地よい清涼感を生んでくれます。羽織っても、とにかく軽い。

[JACKET]¥90,000(税別)
[MIXING RATE]ウール74%、キッドモヘア26%
[WEIGHT]290g/m²

②TAYLOR&LODGE スーパーフレッシュ ネイビー
目が粗く、風通しも良い。薄手だが、しっかりとした生地。驚くほどシワになりにくいのも特徴。

[JACKET]¥95,000(税別)
[MIXING RATE]ウール100%
[WEIGHT]400g/m²

③TAYLOR&LODGE スーパーフレッシュ チャコールグレー
落ち着いた印象のチャコールグレーは、明るめのトラウザーズと合わせたい。

[JACKET]¥95,000(税別)
[MIXING RATE]ウール100%
[WEIGHT]400g/m²

SHIRT
①Grandi&Rubinelli  
Made in Italyのコットンリネン。糸が細く、混合率も鮮やか。夏場気になりがちな汗ジミも、リネンであれば目立ちません。

左から、白×ブルー、白×ネイビー(ともにキャンディーストライプ)、白
[SHIRT]¥29,000(税別)
[MIXING RATE]綿65%、リネン35%

②SPENCE BRYSON
麻の代表格とも言えるアイリッシュリネン。麻独特の肌触りで勝負するならこの一枚。

左から、白、パウダーブルー
[SHIRT]¥28,000(税別)
[MIXING RATE]アイリッシュリネン100%

TROUSERS
①Oldgate ミディアムグレー
平織りで薄い、英国のポリエステル。もっともシワになりにくい生地。ネイビーのジャケットによく似合います。

[TROUSERS]¥35,000(税別)
[MIXING RATE]ポリエステル45%、ウール55%
[WEIGHT]300g/m²

②Oldgate ダークグレー
こちらもネイビーのジャケットにオススメです。

[TROUSERS]¥35,000(税別)
[MIXING RATE]ポリエステル45%、ウール55%
[WEIGHT]300g/m²

③DUGDALE BROS&CO ライトグレー
清涼感のあるライトグレーは重たくなりがちなチャコールグレーのジャケットとの相性が良い一着。

[TROUSERS]¥42,000(税別)
[MIXING RATE]ウール100%
[WEIGHT]280g/m²

④DUGDALE BROS&CO グレンチェック
千鳥格子とストライプが組み合わさった主張のある一着。こちらもチャコールグレーのジャケットに似合います。

[TROUSERS]¥38,000(税別)
[MIXING RATE]ウール100%
[WEIGHT]280g/m²

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