- コラム
Road to Harley of Scotland ヨーロッパ周遊記 part10
朝食をたっぷりと頂き、予定より2時間ほど早くホテルを出発することにしました。Harley of Scotland のあるPeterhead(ピーターヘッド)まで車で約2時間半。調べてみると、道中、聞いた事もないウイスキーの蒸留所があると知り、道草してみる事にしました。
その途中、無性に海(北海)が見たくなり、Arbroath (アーブロース)という港町に立ち寄ることに。車を降りると、何かを燻製している匂いが街を充満していました。そう、ここArbroathはスコットランド名物Kipper(キッパー ニシンの燻製)で有名な所。ハーバー近くには、獲れたばかりとニシン、サバなどをスモークする燻製屋さんがあり、これが匂いの主と判明しました。
港にはロブスターを獲る籠が山積みに!
港からすぐの通りに、Fish&Chips屋さんが2軒も並んでいます。今度来る時は、是非Arbroathに泊まって、新鮮なKipperとFish&Chips を食してみたいです。
目の前に広がる海は北海です。人生初北海です!
蒸留所1軒目は、Arbikie(アービーキー)。スコティッシュライウイスキーの22年を購入しました。ウイスキー以外にも、ジン、ウォッカも製造。まだ、日本では発売されていないそうです。
スコットランド国花のアザミ
Arbikie蒸留所は、北海からすぐの丘の上にあり、辺り一面ライ麦畑が広がっています。
2軒目に訪れたのは、Fettercairn「フェッターケーン」蒸留所。
試飲とはいえ、流石に2軒目だと酔いも回って、良い気分に!
英国内限定販売のシングルモルト18年を購入しました。
ウイスキー樽の倉庫。ボトルに入れた時点で税金がかかるとのことで、出荷ギリギリまでこちらのウエアハウスで眠らせておくようです。
ウイスキー試飲し過ぎて少しほろ酔いでやっと到着。本日の仕事場、Harley of Scotland でシェットランドセーターを仕入れる事にしました。聞くと年に一度は東京で展示会を開催しているとの事。
作り手の思いや仕事っぷりを五感で感じ、その思いをお客様に私達が伝える事が、そこはthe Mostの流儀。最も大切な仕事だと考えています。旅の思い出と共に。
今回は、久しぶりにフェアアイルベスト、ヘビーシェットランドのケーブルクルーなど計4種類100着ほど発注しました。こちらは11月には店頭に並びます。Arbrothで嗅いだ燻製の香りと、生涯をかけて最高のウイスキー作りにチャレンジするディスティラリーの思いも込めてお届けします!