BLOG

  • コラム

ブリスベンモス第2弾。私の原点、キーツ・ヘビーチノ

 思い起こせば今から30年前、初めて渡英し、ヒースロー空港に降り立った際に履いていたのがレンガ色のヘビーチノでした。語学学校に初めて行った初日、J.C.コーディングスに面接に行ったときにも、このキーツのヘビーチノを履いていました。私にとっては最もルーツを思い起こさせてくれる生地であり、とても思い入れの深いアイテムなのです。

 当時は1ポンド240円の時代。コーデュロイやモールスキンは高くて買えなかったのですが、このチノはなんとか手が届き、ほぼ全色集めたことを記憶しています。11月から4月くらいまでは履き続けられるため、寒いロンドンの冬をこのキーツで乗り切っていました。洗っていくうちに白っぽくなり、柔らかくなるその風合いもまた魅力の一つ。4年間のイギリス生活を終え、帰国する頃にはレンガ色のチノも色落ちし、クタクタになっていました。それだけ愛着が湧く一着であるということは間違いありません。みなさんも古き良きヘビーチノを、一生かけて履き続けてみませんか?

 

TROUSERS ¥35,200

 

KAHKI

FAWN

PUTTY

NAVY

the Most