- コラム
愛しのブリスベン大図鑑
the Mostでは、英国コットンミルの代表『Brisbane moss』の生地を、オープン当初から推してきました。今思い起こせば、ロンドンのJ.C.コーディングスで修行を始めた二十歳過ぎから、毎日ブリスベンの生地に囲まれてきたような気がします。ブリスベンモスと出会い、履き続けて27年。中には色褪せ過ぎて、泣く泣く手放したトラウザーズも数知れません。それほど、私の人生に欠かせないブリスベンの魅力は、一言では言い表せませんが、ワークウェアから派生した質実剛健な綿地でありながら、英国らしい“品”を忘れないところでしょうか。すべてのシーンでその季節にあった生地を提供できるラインナップも嬉しい限りです。春夏秋冬に分けて、『Brisbane moss』のおすすめ生地を余すことなくご紹介します。
「春」
<テニソン>
まさにオールシーズン履ける、ミディアムウェイトドリルクロス。テニソンを履くと、春の訪れを感じます。
【TROUSERS】¥28,000
<ミルトン>
当店で唯一、平織で展開しているミルトン。ウェイトよりも涼しく感じるのは平織のせいだと思いますが、平織ならではの鮮やかな色出しを楽しんでいただきたい。
【TROUSERS】&【SHORTS】¥28,000
<ライ>
コットンでは珍しいキャバルリーツイル。よりスポーティーに着たい方にオススメです。
【TROUSERS】¥28,000
「夏」
<シェイクスピア&シェイクスピアストレッチ>
夏の決定版といえば、シェイクスピアに限ります。215g/ と非常に軽量なコットンドリルで、夏のクールビズ、またはショーツに最もおすすめの生地です。
薄いわりには強さも兼ね備えた優れもの。ストレッチは伸縮性もあり、ショーツに最もおすすめです。
シェイクスピア:コットン100%
シェイクスピアストレッチ:コットン98%、ポリウレタン2%
【TROUSERS】&【SHORTS】¥28,000
「秋」
<テニソン>
暑い夏が終わりかけにこれを履き出すと、春の訪れ同様、秋の空気感を感じます。
【TROUSERS】¥28,000
<キーツ>
ブリスベンの中で最もヘビーウェイトなチノクロスです。古き良きアメリカのチノパンを彷彿とさせる、色落ちを楽しめる一品です。
【TROUSERS】¥28,000
<T1(ニードルコーデュロイ)>
晩秋にはこれ。こちらはトラウザーズ単体ではなく、3ピース、ジャケット、ウエストコート、パンツ、別々ででも着用できるオールマイティな優れ地です。T1を切る頃になると冬はもう間近です。
【2PIECES】¥88,000
【3PIECES】¥108,000
【JACKET】¥72,000
【WAIST COAT】¥25,000
【TROUSERS】¥32,000
「冬」
<3101X(太畝コーデュロイ)>
モールスキンと並び、冬のツートップ。真冬の寒い時には、もってこいの生地です。イギリスのコーデュロイらしいガチッとした仕上がりの中にも、柔らかさがあり、非常に着用しやすい素材です。個人的には3ピースでよく着ています。
【2PIECES】¥88,000
【3PIECES】¥108,000
【JACKET】¥72,000
【WAIST COAT】¥25,000
【TROUSERS】¥32,000
<M1A&M1B(モールスキン)>
真冬の代表格、ツイードに合わせる当店で最も人気なコットントラウザーズ地です。年々、色あせてくるモールスキンを履くと、自分の歴史を振り返るきっかけとなります。
M1A:ヘビーウェイトモールスキン
M1B:ライトウェイトモールスキン
【2PIECES】¥88,000
【3PIECES】¥108,000
【JACKET】¥72,000
【WAIST COAT】¥25,000
【TROUSERS】¥32,000