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  • 俺の店

金沢『嬉ぐ(うらぐ)』

満を持しての、“俺の店” vol.7。ファンの方々、大変長らくお待たせしました。皆様の期待を超える、熱い一軒をご紹介する時がやって参りました。
金沢の旨いものを知り尽くした常連さまに連れてきて頂いたのをきっかけに、初回からがっちりハートを鷲掴みされ、かなりのハイペースで訪れている『嬉ぐ』。金沢城大手門のすぐそば、静かな路地にひっそりと佇む知る人ぞ知る隠れ家的名店と言ってよいでしょう。
一人で切り盛りされているマスターの森下さんは、七尾のご出身。大阪、兵庫でその腕を磨き、2年前に『嬉ぐ』をオープンされました。日本料理、割烹というと、どこかかしこまったイメージがありますが、ここはカウンター越しにマスターとざっくばらんにいろんな話をしながら、気楽に料理とお酒を味わえます(レシピ以外は何を聞いても答えてくれます!)。カウンターからは作り手の仕事がすべて見ることができ、待つ時間さえも楽しめる。マスターの人柄が生み出すこの距離感も『嬉ぐ』に惹かれる理由なのです。
メニュー表はなく、すべてマスターのおまかせ。しかし、来るたびにいつも新しい味に出会うことができ、例外なく、どれも絶品…。いわゆる王道の日本料理とはちょっと違い、発想豊かなくずしの効いたオリジナルスタイル。今回は、“初夏を感じる料理”をめいいっぱい堪能し、心もお腹も満たされた最高の夜となりました。


金沢城のほとりをウォーキングしながら、ご馳走の待つお店へ。


乾杯のビールのお供は、おかひじきとしめじの和えもの。旬のおかひじきは、シャキシャキとした食感が絶妙。スタートからやられます。


こちらが店主の森下さん。包丁さばきも一部始終堪能できます。


ハモとたけのこのお吸い物。


新鮮なあじとかますのお刺身。わさびと生姜を醤油に混ぜて頂きます。


ハモの炙り…。


イサキの焼き物…。


マスターお勧め、酒どころ姫路の米のささやき。まろやかでフルーティーな味わい。


続いては、たけのこの木の芽味噌田楽。たけのこの風味と、味噌の程よい苦味、相性抜群。


コーンを使ったババロアに、うにを乗せ、出汁で頂くという贅沢。和と洋の見事な融合です。


ハモの天ぷらをお塩で。


そしてシャキシャキの新鮮な玉ねぎとプリプリしたハモの熱々鍋。まさにハモ三昧! ハモ=京都という概念を、完全に覆してくれます。


な、なんと締めにはうな丼…。身がしまっていて、皮もパリパリ。こんな美味しいうなぎ食べたことありません。


最高の夜をありがとうございました。また近々伺います!
富山の方はもちろん、全国各地の皆様、金沢へ来たら是非足を運んでください。

[住所]石川県金沢市大手町2-25 レジデンス大手門1F
[電話]076-254-1123 (※要予約)
[営業時間]11:30~14:00/17:30~21:30
[定休日]水曜
『嬉ぐ』facebookページ

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